小学校に入学してから1ヶ月が経ち、長かったGWが明けた後から
息子が集団登校で登校できなくなりました。
毎日楽しそうに行っていたのに、なぜ?という気持ちです。
玄関先で泣いていた息子
入学してから約一週間は、玄関前で見送るのみで特に変わった様子もなく登校していました。
その後しばらくは玄関先で見送っても問題なし、帰宅後も元気いっぱい!
そして長いGW(10連休)に突入し、連休が明けた翌々日の朝でした。
いつも通りに朝出発したはずが、しばらくすると玄関が開く音が。
すると息子が玄関先で涙を流していたのです。
そばには、登校指導で一緒に付いてくださっていた保護者の方が。
「今日はなぜか玄関先から降りてこられなくて・・・」とのこと。
息子は下を向いて、声を出さずに大粒の涙を流していました。
すぐに理由は分からなかったため、「私が一緒に行きます」と伝えて先に行って頂きました。
登校できなかった理由
少し落ち着いた息子に静かに理由を聞きました。
「どうしたの?何が悲しいの?」
すると息子は、小さな声でぽつりぽつりと話しをしてくれました。
歩くスピードについていけない
息子は小柄で、体力もそれほどある方ではありません。
学校までは重たいリュックを背負い、大人でも約15~20分かかる距離を歩きます。
集団登校は1年生から6年生までが一緒に歩く為、
歩くスピードもまちまちですが、新入生も数名いるので、調整して歩いてくれていると思っていました。
ですが、息子曰く
「自分は頑張って歩いているのに、後ろから”遅い”とか”早く行って”と押される」
というのです。
まさか、そんな事はないだろうと思いましたが、その日は手をつないで一緒に2人で学校まで登校しました。
連休明けの寂しさ
長い連休の後ということもあってか、学校についてもなかなか離れられなかった息子。
その日は朝礼があったので、皆体育館に移動をしている所でした。
クラスの担任の先生も、一緒に行こうと声をかけてくれますが私から離れない…。
数十分そんな状態が続きましたが、最終的には私も一緒に体育館の前まで行き、
最後は息子は先生に引っ張って連れられて行きました。
息子が自分の足で行くまで待ってもらいたかった所ですが、
開始時間等もあるので仕方なかったのでしょうか・・・。
長い休みが明けた所なので、寂しいという気持ちもあったのかもしれません。
大人でいう、5月病?なんて。
その日は、帰ってからもいつも通り、元気に過ごしていました。
一日だけだったのかな?と思ったのですが・・・。
翌日の集団登校
翌朝の集団登校でも、やはり行きたがらない息子。
理由は「後ろから押されるのが嫌」でした。
一緒に歩いて行きたかったのですが、校外学習の兄を駅まで送らなければいけない日だった為、登校班には先に行ってもらい、車で駅まで兄を送り、その後小学校へもそのまま車で送ることに。
駐車場で車を降りてからは、学校まで一人で走っていく姿を見送りました。
学校に行くのが嫌というわけではなさそうです。
3日目
そのさらに翌日。
やはり集団登校では行けないと言うので、今度は一緒に付いていくことにし、
集団登校班で一緒に登校。
息子と手をつないで、最後から2番目を歩きます(後ろは6年生)
列の先頭には同じく6年生の登校班の班長さん。
その後を、1年生から5年生までが2列になって続きます。
しばらくついて歩きましたが・・・予想以上に速い・・・。
大人が普通に歩くスピードに違い速さでした。
しかも、時々小走りになる状態。
息子の歩く速さに合わせていると、もちろん前の列は遠ざかります。
しかも、一番後ろの6年生まで息子を抜かして前に進みます。
私が一緒だったので、手をつないで早めのスピードで歩きましたが、これは息子が一人だとついていけないな、と実感しました。
疲れると、歩くスピードも落ちる息子。
全体が合わせていると、きっと他の班にどんどん抜かされてしまいます。
前を歩いていた女の子が、班長に「歩くの早いよ!待ってあげてよ」と言いますが、班長には聞こえていないようでした。
途中の坂道も、「しんどい」と言いながらも頑張って歩く息子。
少し引っ張って歩いてあげげ、学校が近付くにつれて「もう少しだ~!」と顔も明るくなっていました。
そのまま学校の校門前まで到着し、「いってらっしゃい!がんばってきてね!」と見送ると、息子は笑顔で「ありがとう!」と言って、校舎に入って行きました。
一緒に付いて行って分かったこと
私も同じスピードで歩いていると、軽く息切れするくらいでした。
教科書の入った荷物を背負い、小さな息子は頑張って歩いているのです。
でも、みんなが合わせてくれる訳ではない。
自分は必死に歩いているのに、遅いと押され、嫌な気持ちになったのでしょう。
息子がこのスピードに慣れるまで、一人でも行けるようになるまで、
一緒に登校しても良いかなと思います。
一緒に歩いて学校に行けるなんて、今だけかもなぁと思いながら。
安全の為に一緒に登校する班ですが、良い面も悪い面もあるのかもしれません。
仕事を変えて良かった
そして同時に思ったのは、仕事を変えて良かったということです。
もし、今までと同じ仕事に就いていたら一緒に登校するなんて、どう考えても時間的に無理だからです。
登校班の集合は朝7時40分。
電車に乗り、会社に8時30分前に着こうと思うと、家を7時30分には出発しなければ間に合いません。(子供が小学校に上がったら、時短勤務もなくなるため)
朝もなかなか準備が進まない様子を、イライラしながらまくしたてる自分の姿が目に浮かびます。
思い切って仕事を辞めて、在宅の業務に切り替えたからこそできること。
朝、一緒に登校して、学校が終わって帰ってくれば家で迎えてあげられる。
帰宅も以前は18時30分頃だったので、学童に預けてギリギリ迎えに行き、そこから夕飯づくり・・・では身体が持ちません。
兄の時はその状態だったので、あの頃は心身ともに疲労困憊していました。
改めて、今の仕事に変えて良かったと思う毎日です。
しばらく集団登校の仲間入り
私が一緒に行かなくても大丈夫になるまで、しばらく一緒に登校しようと思います。
過保護かと思われるかもしれませんが、そのせいで朝から行きたくなくなるよりはいいかなと。
在宅の業務にしてから運動不足だったので、私にしてもちょうど良いかも!
帰り道、軽く走ってみましたが、すぐしんどなって歩いてしまいました。体がなまっているなぁ・・・。
ということで、朝の散歩+運動もかねて、集団登校の仲間入りです!
周りの子供たちも、挨拶してくれたりするのでちょっと楽しい。
最近は交通事故のニュースも増えているので、それほど交通量の多い所は歩きませんが、少しでも気を配れたらと思います。
息子の小学校生活は始まったばかり。
少しでも楽しくなりますように!
おしまい