不登校のおはなし会「充電カフェ」
不登校になったお子さんの親御さんを対象に開催された「充電カフェ」に参加してきました!
我が子(長男)も中3の時に不登校になりました。現在は通信制の高校(N高)に入学し、自宅から出ることなく高校生活を送っています。
学校に行っていなければ、高校進学できない!ではなく、こういう選択肢があるということを、知っているだけで親の心の在り方が変わってきます。
結局のところ、子どもが学校に行かなくなったことによる親の不安って「子どもの将来」なんですよね。
会場となる三休(さんきゅう)
障害をお持ちの方が働く「就労継続支援B型事業所」です。こちらのカフェにいると、畑での仕事を終えた方々が戻ってこられたり、隣の作業スペースで作業をされていることも。
今回の充電カフェは、この場所での開催は初めて。コロナ禍ということもあり、活動頻度も少し減っていたとのことでした。でも、これからは毎月開催!
clubhouse経由でわざわざ遠方から参加してくれた方がいて、初対面!こういう出会いって嬉しいなぁ~!!
充電カフェスタート!
参加者は約7名ほど(+主催の方お二人)のママさん達でした。参加費1,000円でワンドリンク付きなので、お気に入りの「ローゼルソーダ」を注文!!めっちゃ美味しい。
主催の方の自己紹介や活動内容のお話しの後、開始の前に「グランドルール(安心安全な場所づくり)」というものの説明がありました。
初めて聞いたのですが内容は以下のとおり
- 聞いた話は外に持ち出しません
- 他の方の話を邪魔しません
- 否定しません
- 人の話は最後まで聞きましょう
いわゆる、この会のルール、話を聞く姿勢のことです。不登校というキーワードはセンシティブな内容。なので、安心して話せる場所が大切になってきます。
どれも当たり前のルールだけれど、敢えていうことで「あ、人の話をきちんと聞こう」と思えます。このグランドルールは会議などのビジネスの場でも利用できるそうなので、とても参考になりました。
各参加者の自己紹介も含め、少人数だったので、パソコンのディスプレイでの説明を受けながら、簡単なワークも。
「人生よかったカルタ」を使ったワークは、出された札の説明の最後の「よかった」に続く言葉(理由)を考えて発言します。
例)挨拶したのに無視されてよかった→「いい発声練習になったわぁ~!」など
かなりこじつけですけど、それでいいんです(笑)起こった出来事に対して、マイナスにしか捉えようがないような事でも、裏を返せば「よかった」が見つかる。
こんな考え方をするには、日々繰り返して癖付けするしかありません。普段使わない部分の脳をフル回転させた気がします!!
そして、グランドルールのおかげでどんなことを発言したとしても「あ、それいいね~!」「たしかに!」など、全て受け入れてもらえます。否定は無し!とても発言しやすい環境でした。
ようするに、「起こった出来事」は変えようがないけれども、私たちはその後に感情を乗せてネガティブにしてしまっていることが多くあります。その捉え方を変えれば、感情は良い方向にも持って行けるんです。「病は気から」なんてよく言いますが、それもそうなんですよね。
このワークは「子どもが朝起きてこない」「昼夜逆転している」という不登校あるあるテーマでも実施。
「良い面なんて無いよ」と思いがちでも、案外出てくるものなんです。
それぞれの経験や、悩みを交え、笑いながら楽しくお話をすることができました。
参加しての感想
あっという間の2時間。顔見知りの方もおられたのですが、初参加の方も数名いらっしゃいました。
その方たちも、最初に会場に入って来た時より、おしゃべりを通し顔が晴れやかになっていた気がします。
参加された方の考え方、捉え方が少しでもプラスになれば、心の余裕が出来てお子さんへの接し方も変わってきます。
まずは親から変わる事で、子どもも自然に変わってきます。(子どもから無理に変えようとしても変わりませんよっ!)
この「充電カフェ」は毎月第三火曜日に開催予定です。
「子どもが不登校になって”良かった”」に続く、あなたの言葉は何ですか?
おしまいっ
おまけ
三休カフェで出されている、ホットサンド(ハムチーズ)とローゼルソーダ(2杯目)
美味しくて何度もいただいてしまう…(セットで400円)
おまけ2
使用した「人生よかったカルタ」には子供版・大人版・おじさん版があるそうです。
※今回のは大人版