今月初め3歳の息子とお出掛け帰りに公園に寄った時のこと。
風が強く、少し肌寒い日でした。
日向のベンチでお弁当を食べて、遊具で遊ぶ!と駆け出す息子。
ブランコがあったので、隣同士で乗りました。
こんな遊具に乗るのも久しぶり。
まだ上手にこげないので少し押してあげたりしながら、遊んでいると
風が吹いて来ました。
その時に息子は満面の笑みを浮かべながら
「わぁ!かぜさんがぼくをブランコにしてくれてる!」
と言ったのです。
そんなに激しい風でもありませんでしたし、
私はただの冷たい木枯らしだと感じる程度。
ですが、子どもにとっては、自分を「ブランコにしてくれている風」だったのです。
「風が押している」ではなく、「ブランコにしてくれている」と言う所に
あぁ、素敵な発想だな、と思いました。
純粋で、まだ真っ白で。
感じた事を、そのまま表現する子ども。
大人はいつから先入観にとらわれ、制限され、
周りの目を気にして、思った事を言えなくなったのでしょうか。
周りと合わせて、同じ事が良い事だという流されるがままの基準。
個性は大切だと言いつつも、外れるとおかしな人扱い。
いやだな、と分かっていても、抜け出せない事もあります。
勇気もなく、変化を恐れて過ごす毎日。
子どものように、何も恐れずに、発言して、行動すること
素直に表現することの大切さに改めて気付いた出来事でした。
なんでもない、あたりまえの事にも感動して
素敵な毎日を過ごしたい。
たまには子どもの心に戻って、日常を過ごしてみたいですね。
おしまい